皆さんは読書は好きですか?
私は好きです。読むうちに本の世界に没頭できますし、内容によっては自分の悩みにぶっ刺さるような
新たな発見をすることもできるからです。
今回は、私が今までぶっ刺さった本の内の1つを紹介したいと思います。
有名かもしれませんが、この本です。。。
「嫌われる勇気」
この本は、周りの目を気にし過ぎ自信が無い人にとって特に役立つものだと思います。
完全に相手の事を気にしなくなる、ということにはなりません。
しかし、過度に周囲の目を気にし過ぎ言いたいことも言えない自分を変えるきっかけを与えてくれた希望の本です。
今回はあらましを説明しつつ、特に重要だと感じた点を見ていきたいと思います!
本の登場人物
自信を持てず人生に嫌気がさしている悩み多き青年と、ある哲学者が登場人物です。
複数回の対話を通じ、青年の心に潜む複雑に絡み合った悩み・不安が解消されます。
対話では、青年の感情が高ぶり激しい口調や生々しい本音がさらけ出されますが、哲学者が1つ1つ向き合い丁寧に解きほぐしていく様子がリアルに描かれています。
重要ポイントがかなり多いので、前編後編に分け今回は3点紹介していきたいと思います。
重要ポイント① トラウマは幻想
皆さんがもっているであろうトラウマは事実でなく、単なる思い込みというのがメッセージの1つめです。
過去の経験から自分には○○は向いていない、できる訳が無いなんて思ったりしていませんか?
この本では、トラウマといわれるものは単なる主観であり、トラウマに苦しむことを望んでいるのは自身の願望によるものだというのです。
本には以下のように書かれています。
あなたが変われないでいるのは自らに対して「変わらない」という決心を下しているからなのです。「このままのわたし」でいることの方が楽であり、安心なのです。
私はこの文面を見て、ハッとしたことがあります。
たとえば、以前自分は初対面の人と上手く話すことができず気まずい思いをしたことがありました。
それ以来、友達付き合いは狭い関係の中でしか行いませんでした。言わば、これが私のトラウマ(コンプレックス)でした。
しかし、この考えに出会ってから勇気を出して普段あまり話さないような同期と話してみました。
すると、案外話が合う人物を複数人見つけることができ人間関係の輪を広げることができました。
皆さんも自分の持つトラウマを振り返りつつも、「単なる思い込みで事実ではない!」と振り切って考えてみてはどうでしょうか?
人生が変わるきっかけになると思います。
重要ポイント② 自分と他者の課題を切り分ける
あなたは自分に対する周りの目や評価が全て自分の責任によるものだと考えていませんか?
この本では、この問題に対し、「自身と他者の課題を切り分けなさい」とズバッと答えています。
- 「自身の課題」→自分がコントロールできる問題
- 「他者の課題」は他者がコントロールできる問題を指します。
つまり、「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」で区別します。
この思考法は特に人間関係で使えます。
私の実体験をもとに説明をしますね。
工場実習をしている際に、自分に意地悪なことをするおじさんがいました。
それでも、働き始めた当初は頑張って会話をしようとしていましたが、次第に自分から無視するようになり最悪の関係となりました。
ただ、自分としてはこのままではいけないという気持ちはずっと持っていました。でも、自分からあいさつしたらどんな対応されるかわからない…..。
そんなとき、この本に出合いました。そして、以下のように考え決心をしました。
- 自分の課題→本心として、自分から挨拶する。
- 他者(嫌いなおじさん)の課題→挨拶を受けてどう対応するか?どう思うか?
この2点を区別して考えて、自分はおじさんがどんな反応をしようとも気にせず、行動(挨拶)のみに集中すればよい、と。
そこで早速、翌日から実践をしてみました。
向こうは相変わらず無愛想で挨拶を無視してきます。しかし、それを気にせずとりあえず挨拶だけはする日々を続け増した。
すると、1か月ほどして自分の挨拶に返事をしてくれるようになりました。更に2か月後になると、向こうの方から自分に話しかけてくるようになったんです!
これは、本を読む前では余り考えられない状況でした。このことから、自分が起点のアクションというのは相手の反応に左右されるものではないということが分かりました。
皆さんも、課題の切り分けを意識し日々を過ごしてみてはいかがでしょうか?人生に転機が訪れるかもしれませんよ??
重要ポイント③ 共同体感覚
重要ポイント②の「課題の分離」に関係する点として共同体感覚も紹介します。
共同体感覚
=他者は仲間であり、「自分の居場所がある」と感じること を指します。
人間関係の悩みでは、課題の分離は出発点であり「共同体感覚」がその一歩先をゆく考えとなります。
私が他者から与えるのでなく、「私はこの人に何を与えられるか?」を考えることで、集団の中の居場所を自らの手で獲得していくことができます。
更に、共同体感覚を持つうえで大切な考え方があり、それは「横の関係」というものです。
「横の関係」においては、ほめても叱ってもダメで、あくまで感謝するというスタンスを取ります。
ほめる行為は、能力が有る人が無い人に下す評価という側面があるからです。
なので、上司であれ部下であれ同期であれ、どんな人間関係でも感謝を常に心がけることが大切です。
後編についても、すぐに完成させ公開する予定なので少しの間お待ちくださいませ🙇♂️
では、さようなら。
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