【大人の発達障害】 仕事におけるグレーゾーンの悩みと実践的訓練法

キャリア

今回は、職場で働き辛さを感じる事が多い「グレーゾーン」の方へ向けた記事です。

内容としては、グレーゾーン特有課題と、それらに対する実践的対処方法を紹介します。

かくいう私も、中学生くらいの時からグレーゾーンなのでは?と感じる場面がかなり多いです。

例として、

・置いた所をすぐ忘れるなど、頻繁に忘れ物する。

・その場で言われたことを忘れてしまいがち。

・気持の切り替えが苦手。ずっと引きずってしまう。

・自分の考えがすっとまとまらない。

・口頭でワッと多くの事を言われても覚えられない。

などです。

上記のような悩みを抱えてずっと生きており、社会人になった今もその苦労を感じる場面がかなり多くある為、やはり私も「グレーゾーン」であると考えています。

しかし、苦手なことを理由に目の前の仕事から逃げるわけにもいけません。

そこで、自助努力として私が行っている取り組みや仕事上での工夫を紹介できればと考えています。

また、参考文献として「発達障害『グレーゾーン』その正しい理解と克服法」を基に記述をしています。

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【課題①:気持ちの切り替え/こだわり強すぎる】

注意の切り替えが難しい場合、失敗を引きずり続けたり、気になったことを考え続けてしまうことが多いです。家に帰っても仕事のミスで悩み続けてしまうなどです。

上記のような悩みを断ち切るためには、決断力を高めて割り切りができるようにすることが大切です。また、全体に目を注ぐように心がけ、視点の切り替えを練習することが役立ちます。具体的な方法として、マインドフルネスや瞑想が有効だと言えます。1回3分程度でできます。

私も、家に帰って悩み続けそうなときには、座禅を組んで瞑想することが有ります。やってみると、案外はまるのでお勧めです!

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【課題②:知覚統合が低い場合】

知覚統合とは、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)から得られる様々な情報を、脳の中で一つにまとめ上げ、周囲の環境や状況を理解する能力です。とっさの状況判断や実際の行動も不器用であることが多いです。

仕事で言えば以下の点で悩みを抱えやすいです。

  • 図やグラフの読み取りが苦手
  • とっさの状況判断が苦手
  • 相手の意図を察することが苦手  

などがあります。

知覚統合を鍛えるには、文章や聞き取った話を整理する作業が必要です。例えば、授業中にノート取るのと同じです。この作業を訓練することで、整理ができる思考が完成し相手の話も正確に聞き取れるようになります。

私の場合は、「仕事メモ」と称し、帰宅後に仕事中のメモを見返して、後で見返しても理解できるように整理し直しています。

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【課題③:ワーキングメモリの低さ】

ワーキングメモリは「脳のメモ帳」であり、情報を一時的に保存し処理する機能が有ります。

この機能が低いと、様々なリスクが存在します。

仕事で言えば、以下の点で悩みを抱えやすいです。

  • 人の話しを忘れやすい
  • 長い話しを聞く際などは疲れてしまい、集中力が持続しない。

そのような中、ワーキングメモリは鍛える為にはいくつかの方法が有ります。

1つ目の訓練方法に、シャドーイングが有ります。シャドーイングとは、音声を聞いたら、それに少し遅れて読み進めるという方法です。やりはじめの頃は、一言一句完璧にまねできなくとも、大体の文章を読めるようになればOKだと思います。

ただ、仕事中に暗唱やシャドーイングをするのは中々難しいと思います。

なので、私は定時後の自習で、英語の勉強にシャドーイングを取り入れており、そこで脳の訓練をするようにしています。

また、読み取った文章を覚えて書き写したり、要点を書き留める訓練も有効です。書き留めるだけであれば業務中もできます。

なので、議事録をやってみるのも良いです。私も機会があればするようにしています。

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【まとめ】

上記で紹介した訓練方法と同じくらい重要なのは、「自信を取り戻す」ことです。グレーゾーンの特徴が原因となる失敗や叱責の長年の積み重ねが、自信を打ち砕き自己否定を植え付けることとなります。

よって、自信を取り返すには、本人が得意なことや好きなことに取り組み達成感を味わうことでその自己否定を取っ払うことが必要です。

みなさんも、グレーゾーンかも?と悩むのであれば、一歩勇気を踏み出して打開の為に動き出してみるのも良いのではないでしょうか?

「自分もできる」「やればできる」と心の底から信じられるようになった時には、自分に自信がつき、今の自分から脱却することができるかもしれません! 応援してます!

では、さようなら

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